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お笑いセンスは数学センスみたいなものであって・・・

 

お笑いセンスが欲しいと思う人はたくさんいると思う

僕は、お笑いセンスがあるほうです。といっても、別に特別に面白いというわけではなく、普通の人よりは笑いを取りやすい程度ですけどね。

 

実は、元々お笑いセンスがあったのかというとそうではなく、訓練によって身につけました。

 

あなたはお笑いセンスを身に着けるとどういったメリットがあると思うでしょうか。僕の経験上、次のようなメリットがありました。

 

暗い空気を明るくできる

コミュニケーションをしていくと暗い場面に遭遇することがよくあります。例えば、誰かに怒られたり、ペットが亡くなったりなど。暗い空気をほったらかしにしておくと、さらに暗くなってしまうこともよくあります。その時、うまく笑いを生み出せば、その空気をある程度緩和することができます。

 

言い方を悪くすれば、お笑いセンスがあれば、場の空気をある程度コントロールすることが可能です。よく、「厳しいけど面白いことが言える上司」が部下から人気を集めることがありますが、それはその上司は空気のコントロールがうまいからなのです。厳しい空気と面白い空気をコントロールすることで、場の空気を良い方向へ持って行けるのです。

 

都合の悪い事実を誤魔化せる

あなたは他人には絶対に知られたくない黒歴史があるでしょうか。あるいは現在、浮気などの悪いことをしているでしょうか。しかし、もしもそれがバレてしまったとき、あなたはどう対応すればいいでしょうか。お笑いセンスがあると、こういった都合の悪い事実をうまく笑いに変えることができます。

 

ヤクザとの関係を持ってしまったため芸能界を引退した島田紳助は、特にこのテクニックがうまかったです。彼は浮気をすることで有名ですが、その事実をうまく笑いに変換し視聴者を笑わせていました。すると、視聴者は浮気の事実があるのに、なぜかそのことを許してしまうのです。(あるいは忘れてしまいます。)

 

ただし、何でもかんでも笑いに変換できれば、許されるのかと言うと、世の中そんな甘くはありません。例えば殺人を笑いになんかできません。しかし、それでもお笑いセンスはあなたの不都合な事実をある程度誤魔化せるかもしれません。

 

印象が残りやすい

あなたは印象に残りやすいですか? 名前を覚えてもらいやすいですか? お笑いセンスがあれば、あなたは良くも悪くも印象に残りやすいキャラになれます。人間は自分の感情を刺激する人を特に覚えようとします。よって、厳しい人や面白い人は覚えやすいのです。

 

笑いを必ず取る必要はない女性タレントでも、何だかんだ面白い人が生き残っているという事実を見ても、笑いと印象は強い関連があります。

 

しかし、逆に言えば、悪い方面でも印象に残りやすくなるので、必ずしも得をしているわけではありません。

 

笑いは才能なのか?

あなたは人を笑わせようと思い失敗したことがあるかもしれません。一方、あなたの知り合いはうまく人を笑わせています。そんな姿を見ると、笑いって才能じゃないかとあなたは思ってしまうかもしれません。

 

個人的には、お笑いセンスは数学センスに近いモノだと考えています。どういう意味でしょうか? 詳しく話しますね。

 

ところであなたは、数学は才能が必要と思うでしょうか?

 

お笑いも数学も訓練次第で上達可能

数学は訓練次第で、ある程度の領域まで到達することは十分可能です。あなたが数学が苦手だとしても、時間をかけて勉強さえすれば、上達するはずです。

 

無名大学(いわゆるFラン大学)の数学科の学生は、入学当初は東大数学も分からないのに、真面目に勉強していくと東大数学も普通に分かりだすということを聞いたことがあります。

 

それと同様、お笑いセンスも訓練をすればある程度までは上達ができます。これはほとんどの人がそうです。実際、お笑いセンスのある人の多くは幼いころから人を笑わせることに興味があり、数多くの訓練と試行錯誤をしていった人なのです。才能とは言い難いのです。

 

お笑いも数学も才能の限界がある

いきなり矛盾することを書きますが、お笑いも数学も才能の限界があります。数学だと、僕がどんなに努力したころで、オイラーとかガウスみたいな著名な数学者の領域には到達できそうにありません。数学には、数学者ですら数えるほどの人数しか分かっていない分野もあるそうです。ごく一部の才能のある人物だけが到達できる世界ですね。

 

一方、お笑いもこれに近いところがあります。どんなに努力してみても、どうしても限界を感じることがあるのです。僕ももっとお笑いセンスが欲しいなぁとは思っても、松本人志や明石家さんまレベルまでに到達できそうにありません。

 

先ほどまで、お笑いは訓練次第で上達できると書きましたが、訓練をしていくと次第に限界を感じていきます。「あぁ。これ以上は無理だな。」という壁が見えてきます。だから、僕のお笑いセンスはここ数年ずっと横ばいです。

 

これはお笑い芸人にも言えることです。例えば、明石家さんまもビートたけしも面白いのですが、以前よりも面白くなったのかと言うとそうではありませんよね。テレビに出演して毎日のように面白いことを言っているのに、その面白さは進化はせず、ほぼ横ばいのはずです。

 

お笑いも数学も理解できない領域がある

よくお笑いタレントが「面白い」と思った芸人を紹介してみると、視聴者から見ると全く面白くないと言うことがあります。なぜそのようなことが起きるのでしょうか。それは、一般人のお笑いに対する理解とお笑い芸人のお笑いに対する理解が一致していないからです。

 

数学も同様で、数学者が小6の男子に積分を教えてみても、その面白さや数学的な価値はこれっぽっちも理解できないと思います。これも数学者と小6の数学に対する理解力に乖離があるからです。

 

松本人志がテレビ番組で『「さっき面白いことあったな」と言っても、センスないやつは「え?あったの?」って反応する』と発言したことがあります。面白いことが目の前に起きても、松本人志は面白いと感じ、他の人は何も感じないのです。

 

では、なぜお笑いタレントはテレビでちゃんと笑いを取っているのかと言うと、視聴者の好みや理解に合わせてネタを言っているからです。数学者が相手の理解に応じて数学の話をするようなものですね。

 

お笑いセンスを身に着けるのは?

最後に、僕がどうやってお笑いセンスを身に着けたのかを書いていきます。と言っても、やり方は単純でインプットとアウトプットの繰り返しでしたね。

 

インプット

自分の好きな芸人のネタを何回も見ていきます。飽きるほど見るのです。僕は寝るときも、外出する時もお笑いネタを音声で聞いていましたね。ちなみに、僕は松本人志と島田紳助のネタが一番好きで「松本紳助」や「ガキの使い」のようなダウンタウンの番組などをよく見ていました。また、「すべらない話」も見ていましたね。

 

インプットする時、できればどういったパターンで人は笑うのかを自分なりに研究すれば、あなたはさらに上達すると思います。

 

アウトプット

ネタを作って公開します。ネットで公開してもいいし、友達とかに言ってみるのもいいです。最初はもちろん失敗しますが、何回も繰り返すとある日コツが掴めてきます。これも数学と同様、何回も訓練をすればコツが分かってくるのです。

 

ただし、時間はかかると思います。僕の場合、1年以上はかかりました。

 

終わり

面白い人の世界観を書いてみました。あなたが面白い人になりたいなら、ぜひ訓練してみましょう。