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「名探偵コナンはサウジアラビアで人気」などアニメ・漫画の雑学

 

名探偵コナンはサウジアラビアでなぜかヒットしている

日本で探偵のアニメといえば誰もが名探偵コナンを思い浮かぶと思います。名探偵コナンとは、謎の黒ずくめの組織に変な薬を飲まされた高校生である工藤新一が、小学一年生まで体が退化してしまい、身体は子供・頭脳は大人の状態で、様々な難事件を解いていく日本の長期アニメです。

 

日本以外の国でもこのアニメはヒットをしており、隣の韓国でも放送されています。

 

 

 

ところが、実はこのアニメは意外な国でもヒットしたのです。それはサウジアラビアです。サウジアラビアはイスラム教の聖地であるメッカがある国であり、さらに石油もたくさん持っているため日本との貿易もあります。そのサウジアラビアでは、なぜかこのアニメは大人気なのです。

 

サウジアラビアでヒットした理由はなんでしょうか?

実は、アラブ人はもともと探偵ものが大好きなのが、ヒットした大きな理由のようです。また、名探偵コナンの絵柄はかわいらしいため、そのかわいらしさも現地では受けました。

 

ただし、やはり日本とアラブ圏では文化・宗教的な価値観が違うため、コナンの設定は若干変えられています。

 

まず、日本版ではコナンと毛利蘭は幼馴染であり両想いであるものの結婚前提のお付き合いまでには至っていません。しかし、アラブ版ではコナンと毛利蘭は婚約者同士という設定なのです。肌を露出するファッションもダメなので、ミニスカなどもアラブ版ではカットされています。

 

一番衝撃的なのは、名探偵コナンに出てくる男女のカップルはすべて「兄弟姉妹」という設定で扱われているという事実です。カップルでイチャイチャするという文化自体がNGなのですね。

 

ちなみに、日本に滞在するアラブ諸国の大使館までもがこのアニメが好きで、わざわざコナンの作者の出身県である鳥取まで遊びに行ったこともあります。日本の何が世界で受けるかは予測ができませんね。

 

住んでみたサウジアラビア: サウジアラビアでの3000日 (滞在記)

住んでみたサウジアラビア: サウジアラビアでの3000日 (滞在記)

 

 

アンパンマンはもともとは普通の人間だった

アンパンマンとは、やなせたかしさんが描いた絵本である「それいけ!アンパンマン」に出てくるヒーローです。この絵本を原作にしたアニメは国民的アニメと言えるほど大ヒットし、特に小さなお子さんを中心に不動の人気を誇っています。

 

アンパンマンの顔は、あんぱんでできており、お腹が空いた子供がいたら、自らの顔をちぎって子供にあんぱんを配ることがあります。ほかにも、バイキンマンなどの印象に残るユニークなキャラクターが多いのも特徴的です。

 

ところが、意外なことに初代のアンパンマンは、このようなあんぱんが顔のヒーローではなく、空が飛べることを除けばどう見ても人間としか思えない人物がアンパンマンだったのです。このアンパンマンは、童話『十二の真珠』の一話目に出てきました。

 

 

 

彼は普通の人間です。しかもぽっちゃりです。ただし、正義感は非常に強く、お腹を空かした人たちに自分で作ったパンを配ること、それが彼が唯一行っている正義でした。彼は、悪人を懲らしめるほどの実力はなかったので、パンを与えることによる弱者の救済をやっていたのです。

 

しかし、彼は見た目がかっこ悪かったので、彼の正義はだれにも認めてもらえず、嘲笑の的になっていました。子供たちからも馬鹿にされていました。

 

これが、初代アンパンマンのストーリーです。子供向けにしてはシビアですが、実はこのお話は大人向けに書かれていたようです。

 

このストーリーが考えられた理由には、やなせさん自身の戦争経験があるためです。24歳で出征したやなせさんは、空腹に苦しみもがきながらも戦争の正義を信じて戦いましたが、敗戦後それが無意味であったことを痛感します。

 

「正義のための戦いなんてどこにもないのだ 正義はある日 突然反転する 逆転しない正義は献身と愛だ 目の前で餓死しそうな人がいるとすれば その人に 一片のパンを与えること」

 

このようなことを考えたやなせさんは、初代アンパンマンを作りました。アンパンマンの主題歌が、ネガティブな歌詞なのもそのためです。やなせさんの正義を感じさせるキャラクターがアンパンマンだったのですね。

 

ルパン三世は変装の名人で、普段の姿も変装した姿

ルパン三世とは、モンキー・パンチが原作の漫画あるいはそれを元に作られたアニメのことです。日本では非常に有名なアニメの1つですが、海外にも輸出されており、知り合いのイタリア人もルパン三世のことを知っていて驚いたことがあります。

 

彼は日本人ではありますが、アルセーヌ・ルパンの孫であり、世界を股にかけた大泥棒です。ちなみに、「アルセーヌ・ルパン」の生みの親であるモーリス・ルブランは、フランス人です。そのため、フランスではアルセーヌ・ルパンの孫という設定が、著作権上の問題があるかもしれないため、ルパンの名前は「エドガー」と改名されております。

 

 

 

ルパン三世と言えば、誰もが猿みたいな三枚目の人物をイメージすると思います。決してイケメンではありませんがどこか愛嬌のある顔がまさにルパンの顔です。また、声も独特でやや高めの男性の声がルパンの声ですね。

 

ところが、これらは声も含めてすべてルパンの本当の姿ではないのです。これは原作である漫画で描かれている設定であり、間違いはありません。そのため、そもそも男なのか女なのかというのも本当は分からないのです。

 

ルパンは変装の名人であると同時に、ほぼ一瞬で変装ができてしまいます。要は、服を脱ぐのがめちゃくちゃ速いのです。このスキルは、あの有名な峰不二子に向かってスーツ姿から一瞬でパンツ一枚の姿になってダイブする「ルパンダイブ」と呼ばれるものにも応用されています。

 

モンキー・パンチがルパンにこのような設定を付けたのは理由があります。長期連載では、どうしてもキャラクターの顔が変わることがあるため、ルパンの姿が変わってもそれは変装が変わっただけと説明できるからだそうです。だから、アニメ版のルパンの顔もシリーズごとにずいぶん変わることがありますが、それも変装が変わっただけのようです。なかなか便利な設定だと思いました。