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ブログで長文が有利なのはGoogle(欧米)に長文文化があるから

SEOには長文が有利

ブログで少しでもいいので副収入を得たい。承認欲を得たい。そんな気持ちでブログを運営している人がいます。(自分のことだが) ところで、ブログでアクセスアップを図る場合、よく長文のほうがSEOで有利になりやすいと聞きます。これにはブロガーの間でも賛否両論がありますね。ただし、基本的には長文のコンテンツのほうが安定的にアクセスが集められやすい傾向があるようです。

 

 

 

これはあるブロガーさんが、長文記事(1万字)と短文記事(700字)どちらがアクセスを集められたかを検証した記事です。

 

結果は、クエリ数、表示回数、クリック数、セッション数、ユーザー数、ページビュー数すべてにおいて長文のほうが勝ちました。もちろん、この実験だけで長文が有利であると決めつけられませんが、一つの事例にはなります。だから、多くのブロガーさんは長文記事をこれでもかと書くわけです。僕もこのブログで最もアクセスの多い記事を20記事ピックアップして、その記事の文字数の平均を調べてみました。すると、約2000字が平均となりました。

 

正直、長文が嫌いです

 

ちなみに、僕は長文記事と言うのはあまり好きではありません。できれば、あらゆるコンテンツは短くなってほしいし、記事をサラッと読みたいです。情報があふれるこの時代においては、よりコンパクトな情報が求められています。これは僕だけじゃなくて、多くの日本人が望んでいることですよね。僕はクリエイティブやアイデア系あるいはお笑いの話題が好きで、そういう趣旨のブログを今は運営しているのですが、クリエイティブ系だと文字よりも画像のほうがむしろ読者にはインパクトがあって印象に残るコンテンツを作ることができます。

 

例えばこういう記事です。 

この記事には、文字数を稼ぐために、あえて画像だけではなく僕のコメントを挿入していますが、できれば画像のみの記事のほうが僕も編集が楽だし、読者も読みやすいはずです。「文字が少ないシンプルでコンパクトな記事」は間違いなくユーザー目線に立った良い記事ですよね。

 

しかし、グーグルはそれを許さなかった。

 

 

 

当ブログを運営する前に、僕はある画像中心のブログを運営したことがあったのですが、そのアクセスは本当に悲惨でした。ほとんど人が来なかったのです。そのブログは挫折せざるを得ませんでした。

 

当ブログでも、クリエイティブを扱う以上は、画像のみの記事を作りたかったのですが、それではグーグルから好まれないと分かっていたので、躊躇していました。しかし、色々勉強(ネットサーフィン)していくうちに、nofollowタグやnoindexタグを使えば自分がグーグルに評価してほしくない記事に、ロボットエンジンが来せないようにできると知りました。「これだ!」と思った僕はさっそくnofollowタグ付きの画像記事を大量に作ってみたのです。

 

しかし、グーグルはそれを許さなかった。

 

nofollowタグをちゃんとつけて、しかもwebmasterツールで記事も検索で表示させないように登録したのに、それでもグーグルは僕のブログに低評価を下したのです。アクセスが大幅に減りました。仕方なく僕は画像のみの記事を削除したのですが、するとアクセスはすぐに回復しました。正直「はぁ!?」と思いましたよ。

 

つまり、グーグルは意図的かどうかはともかく長文記事が有利になりやすい検索エンジンを作っているわけです。

 

短文記事にも良い記事はたくさんあるのに

しかし、グーグルのこの使用に納得できない日本人は多いのではないでしょうか。短文でも良い記事なんて日本のネットにはあふれています。そういった短文記事よりも、そんなに面白くもない長文記事のほうが検索上位になるシステムなんですよ。これでは、ユーザーが本当に求めている良い記事が日の目を見ることがなくなってしまいます。

 

なぜ、グーグルはこんな意味不明な使用を採用しているのでしょうか。

 

これを理解するためには、まずグーグルというのが欧米企業であること。さらに、我々日本人が変わった民族であることを理解する必要があります。

 

 

 

日本人は短文好き。欧米人は長文好き。

この謎を解明するためにネット検索をした結果、一つ興味深い記事を見つけました。こちらです。

 

引用してみます。

 

日本人には、長い文章よりも短い文章を好む傾向があります。簡潔な文が好まれるのは、世界中どこでも同じですが、日本人は、密度が高くても、長い文章は読みたがならいようです。

 

ユネスコが、2000年に27カ国の15歳を対象に調査を行ったところ、日本人は、74.4%が短文を頻繁に読むと答え、長文を頻繁に読むと答えたのは、たったの3.0%でした。

 

74.4%という割合は、27か国中最も高く、3.0%という割合は、27か国中最も低く、他の国では、最低でも12.3%は長文を頻繁に読んでいます。

 

つまり、日本人は短文を好むことが多いのですが、それは世界的に見れば「変わっている」というわけです。確かに日本には俳句という「世界一短い詩」の文化があります。その一方、日本には「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」のような長い小説を書く人はあまりいません。そんなに売れないからでしょう。また学問でもマルクスの「資本論」みたいな長文を書く日本の学者はいません。

 

 

日本文学

 

 

欧米文学 

 

では、欧米には長文文化がある。これを前提に欧米人の感覚を考えてみましょう。彼らの文化ではおそらく短い文章というのは、「駄文」や「低品質」のものが多いのだと思います。日本みたいに短文で面白いことを書く文化がないのなら、短文というのはほぼ例外なく低品質なのです。これが欧米基準の感覚なのです。

 

そして、その感覚で検索エンジンを作れば、短文よりも長文のほうが有利になる検索エンジンができてしまうというわけなのです。

 

グーグル対策に何をすべきか。

これは困ったことになりました。例えば、日本にはあるあるネタや一発ギャグのような短いお笑いネタがあるのですが、そういうネタがどれだけ面白くても、グーグルは低評価を下すわけです。美しい俳句よりも、下品な長文ネタのほうが有利になるのです。もちろん、グーグルも検索エンジンを日々改善しています。しかし、長文文化の欧米企業である以上は、短文記事が検索で上位になる日が来るのは期待できないとみて良いでしょう。

 

 

 

一方、日本人というのは短文を好む傾向にあるのは先ほど紹介しました。ということは、あまりにも長文ばかりの記事も日本人からは好まれないわけです。

 

つまり、ウェブコンテンツを作成するには、欧米感覚の長文文化に気を配らないと検索で上位にならないし、日本感覚の短文文化にも気を配らないと読者が定着しないという膠着した状態を克服しなければいけないのです。

 

これを克服するために色々な対策があると思いますが、僕は次の対策法が一番好きです。

この記事では、長文・短文どちらかに偏るのではなく、うまく使い分けよと言っています。

 

長文記事のメリットは「新規開拓」「アクセスアップ」「ファン化」と言ったメリットがありますが、長文だと読者が毎回後回しに読んでしまいます。そのデメリットを補うために、短文記事も意図的に作り、「読者の定着」「フォロー」「関係維持」を狙うという戦略です。

 

これなら、比較的簡単にできて効果的ではないかと思います。ぜひ試してみたいですね。

 

終わり

日本と外国の違いを軸にグーグルの検索エンジンの使用を分析してみました。欧米に長文文化があるというよりは、日本には短文文化という世界的にも珍しい文化があるわけですね。この欧米文化と日本文化を理解しながら、うまくブログを運営していきたいですね。